ごあいさつ

 50数年前、小学校6年生だった私は算数が苦手でかなり成績が悪かった思い出があります。
 当時のクラス担任だった先生が、そんな私達5、6人を毎週一回、夜に自宅に呼んで特別に算数や国語を教えてくれました。
 3ヶ月程の間でしたが少しづつ理解出来るようになり、その後の中学校の数学にもついて行けるようになりました。

 それから20数年を経て自分の2人の子供が中学生になった際、、成績が思わしくなく昔の自分の事を思い出し誰かこの子供達の勉強をみてくれる人が居ないか、と考えましたが結局誰もいませんでした。その事が私が学習塾を始める大きな要因となりました。

 学校とは別に、誰かに勉強を教えて欲しいと思っている子供は大勢居るけれど、そのような人も場所もない。
 ならば自分がその様な場を作り子供達に提供しよう、学校教育は「知、徳、体」の涵養をはかる事にあります。そして学習塾の目的は知識の向上にあります。

 私が少年期の6年間をすごした棚倉小学校の校歌には「くもらぬ知恵をいや増しに みがきゆくこそ要なれ」と歌っています。
 子供達は今の成績の良し悪しにかかわらず皆、勉強が「出来る」ようになりたいと思っています。これは人間としての本能的な「知識欲」です。

 彼等の要求を少しでもかなえられる様、ささやかながらお手伝いが出来ればと思っております

(有) 創文館
トップスタディ棚倉進学教室
会長 宇津木 宏美


 私ども学習塾講師は、各科目において必要な"知識"を整理し、理解しやすい形にした上で生徒たちに伝え、また問題に応じた"解法"を示すことができます。
 しかし、"知識"や"解法"を伝える前段階として、特に数学と理科において"文章"としての問題文の意味や前提となる条件、または問われている内容が理 解できていないといったケースが目立つのです。比較的上位の成績を収めている生徒たちでさえ、一度は扱った分野の類題を何度繰り返しても自ら解ききること ができないというケースも目立ちます。
 そうしたことから浮かび上がってくるのは、日本語力に基づく、"理解力"および"思考力"が、年齢から想像されるものと比べて驚くほど未発達だという事 実です。少々乱暴かもしれませんが、現在の生徒たちの日本語力は、おおよそ十数年前の生徒たちの一学年下の段階と同等かと思われます。
 私はそうした日本語力の低下の原因は"ゆとり教育"にあるのではなく、"生活"を取り巻く"環境の変化"そのものにあると考えています。安易で刺激の強いものが増大する一方で、"活字離れ"が進行し"知的好奇心"が育っていないのです。
 "知識"や"解法"のみならず、"新たな知識と出会う喜び"を実感することにより、生徒たちの"知的好奇心"を育むことが急務であることを痛感しています。

トップスタディ棚倉進学教室
塾長  小林 俊昭

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